アンコール遺跡群への旅

カンボジアとベトナムを旅行してきた。折しもきている台風の影響で7月にしてはやたらと雨の多い時期だったのだが、わかったことがある。

それは、スコールの合間にみるアンコール遺跡群は、ハッとするほどに鮮やかで、これでもかと美しいということだ。

アンコールワットやその周辺の遺跡は、もう何度もみているのだけど、こんなに鮮やかで美しいと思ったのははじめてかもしれない。熱帯雨林の緑の濃さがきわだっている。

あともうひとつ、バンテアイスレイ遺跡について。

ここは結構前にもいったのだけど、そのときはただの「小さくてしょぼい遺跡」だったのだが、今回行ってみて感じたのは「精緻なレリーフが圧倒的に美しい遺跡」だということ。

これについては自分でも驚いたのだが、でも考えてみれば絵画や書籍だって、年齢とともに感じ方がかわるように、この遺跡に対する感情もかわっていくというのはごく自然なことなのだろう。そう考えると、僕も歳をとったな・・といえるのかも。または、深みが出たという見方もあるかもしれない。

ところで、今回の写真をモノクロにしている理由は、この遺跡をみたときに僕がどれだけ変わらない風景をみているのかということ。勝者の門という遺跡は変わらず僕らを通してくれていて、ここはほとんどなにも変わっていないのだなと思う。ずっと昔に写真集でみかけた勝者の門とまったくかわりがない。

ここは本当に不思議な世界だよなあ・・。